白菜のヒスイとブラックルチルのくじゃく

ここでパンプル・ムースを始めて2年ほどたったころです

ある人が訪ねて来られて 自分は祓いや浄化を専門にした能力者になりたいと思い 働きながら 自分独自に修行しているところ だといいました

普通の人よりも見えたり 感じたり 聞こえたり という力はもともと強かったそうです

パンプル・ムースの前を通りかかったら なにか気になって入ってきた ということでした

いろいろおしゃべりして いったん帰られたのですが また戻ってこられて どうしても

この石をあなたにもらってもらいたい と置いて行かれたのです

それがヒスイの白菜でした 手のひらに納まるくらいのものですが なかなかグレードのよい石です

そんな立派なものはもらえない とことわろうとしたのですが どうしても置いていきたい 自分も他の人からもらったものだ というのです

このような立派なものに対して私は何のお礼もできない といったのですが何もいらない

といわれるので受け取りました

 

白菜を彫るのは中国などでは 白菜イコールひゃくさい 百歳につながるので縁起がいい とされているからです 

見たところはグレードもよくとてもきれいな石なのですが どう扱っていいかわからず ほっておきました

しょっちゅう具合を悪くして店を休むようになりました

もともと弱いとはいえ なんでこんなに具合が悪いんだろう 変だへんだと思いつつ日は過ぎて行きました 

あるとき これがもんだいなのではないか と気がついてある方にもらっていただきたいとお願いしました

普通のサラリーマンをしていらっしゃるのですが 一人では絶対に行かないような難かしい山ばかりを密教行者のように歩くのが趣味の方で あまりにもそういうところばかりを行ったせいか だんだんに色んな物が視えるようになってしまったそうです

おみやげ物屋さんでおつりを頂いたときに軽く手が触れたら その方の最近亡くなったおばあさんが この方に告げて欲しいことがある とわかって教えてあげたとか ときどき遭難された方の遺体が見つからず 見つけた方はご連絡ください などというたてふだがあるそうですが あちらの方面だな と確信を持ってわかったりするそうです

もちろんスプーン曲げなどは簡単にやってしまいます

この人がほとんどマイナス霊の影響を受けない ということがわかったので お願いして引き受けていただきました もちろんこのヒスイがマズイものだ ということも良くわかった上で面白がって引き受けてくださったのです

この続きのおそろしい後日談があるのですが 差し支えがあるといけないので 今は書けません この方自身に何かあったというわけではないので 安心してください

私の手元から去って行ったので 私は元気を取り戻しました

 

その数年後 またもや怪しい石が来ることになったのです

私にとってこの石の世界に導いてくれた方が 海外にいくのでほしいものがあったら仕入れてきてくださると言ってくれたのです

その前にお願いした時にとても良いものを持ってきてくださったので 今回もありがたく

お願いしました

その中にブラックルチルのくじゃくさんが居たのです

くじゃくも 東南アジアでは縁起の良いものとされています

クジャクは美しい鳥ですが 毒蛇を食べることができるのです

毒を食べてあのように美しい体に変えてしまう というようなことらしいです

この時はもっと大変なことになりました

1か月弱 店も休むことになりました

その時住んでいた土地が何もしなければ大丈夫だったはずが たまたま猫をいただいたために その猫がこの土地に居たなにかと感応して 家の中に呼んでしまっている
 
その上さらにこのブラックルチルのくじゃくさんが店内に生き霊を呼びこんでいる などということで大変でした

家も引っ越し時に完全に浄化しましたし もちろん店内もしてあります

が 呼びこむもの(テレビの受信機と同じ理屈?)があると結界は簡単にやぶられてしまうようです

ですから 家がおかしいとしても 家だけではだめで まず1番先に住んでいる人たちが守護石によって 波動を挙げて置く というのが大事と思います

家の中にいる全員が同じように具合が悪くなってくれればいいのですが そうではなく その波動に感応してしまう人だけが 受けてしまうのです

何も感じない なにも受けない人にとっては そんなことはないのと同じですから 受けてしまう人はちっとも周りの方にわかってもらえない などということになります

私の場合も 具合が悪いのは自分だけだったので 私自身がそこが良くない ということになかなか気がつきませんでした  
以前書いたように 猫の守護石 というのはないので これはどうにもなりません 

店内のほうは受信機 つまりブラックルチルのくじゃくさんを またまた上記の方に 持って行っていただいて大丈夫になりました

家のほうは事情があって3年で引っ越す予定だったので 一番影響力の強い一階にはなるべく自分は居ないようにして 対処しました

そんな風にしただけで みるみる具合が良くなり 店も開けられるようになったのです
しかし まだ2・3日は店を休んだりすることが多く 御客様は来られる前に必ず電話をして店が開いているか確認してからいらしてました

ヒスイは私の前に持ち主がいたわけですが クジャクはまだ持ち主がいなかったはずです
持ち主がいないものは さらな状態なわけで それまで持ち主にめぐりあっていないものは すべてきれいでOKだと思っていましたが このことがあってからは 仕入れは絶対に人任せにせず 自分で必ず手にとってから入れるようにしました
それからはこういう問題は起きなくなりました

具合が悪いうちはなかなか自分では原因がわからず 守護霊さまのおかげかどうか ある霊能者の方が生き霊に関してのヒントと猫のことを教えてくださり それで原因がクジャクと住まいの1階ということに気付くことができました

引っ越し後ももちろん猫は一緒に住んでいますが こちらの土地にはそういうものがいないので 大丈夫です
この引越しの時は 当日も具合を悪くして業者さんが来たときに 「今日は無理です ずっと具合が良くなくて 何もしてないのです キャンセル料を払いますから 今日はキャンセルさせてください」といいました

 ところがこの業者さんに救われました 
「何もしないでいいです どうすればよいかだけ言ってください いずれ引越ししなければいけないのなら今してしまいましょう 片付けは何日かかってもいいじゃないですか 越した後にゆっくりやってください」そう言って どんどん動き始めてくれたのです

最後には私も元気をもらったのか 少し動けるようになって なんとか越してしまいました
次の日から 急に元気になって 不調だったのがうそのようで 不思議でした

よい勉強になりました 霊的影響力の凄さ というのを経験できましたし よい意味でも 悪い意味でも 石の凄さというのも実感しました
物は使いよう といいますが 石こそは使い方を誤らないように心がけなければ と思っています